不良男子と私の話。





湊に会えない土曜日に、本の通りに作って少しあげてみたけど意外に喜んでくれた。



作ってる間、大泣きの朝陽。

私の足元でずっとしがみついていた…




姉の紗希が少しの間、抱っこして遊んでくれて助かった。




『ありがとう』





朝陽は、私と湊と私のママとパパと紗希以外に抱っこされると大泣き。

日中はママとパパが経営してる美容院にいるけど…お客さんに抱っこされると大泣きらしい。




と、

ママが笑って話してくる。




色々わかって来たんだね…

お客さんにも可愛がられる朝陽は幸せものだと思うけど、まだわからないよね…






ママのところに来た朝陽だけど、紗希に抱っこされたいとアピールするから紗希に渡して、少しの間見てもらっていた。



私は、

その間久しぶりに部屋の掃除。




けど、途中で朝陽の泣き声が聞こえると思ったら…「ママがいない事に今更気づいたお馬鹿くんです」と返却された。




『わがまま』

「朝陽、バイバイ」

『ありがとう〜』




紗希はこの後、予定があるみたいで出かけてしまったけど…紗希が出かけた10分後くらいに謎のチャイムが鳴った。