湊の腕の中で安心したように寝ていった朝陽。
私も、湊の腕で寝たい…
流石に、我が子には嫉妬しないけど…朝陽が羨ましく感じた瞬間だった。
「まじ、こいつ天使だな」
と、
言って寝た朝陽にキスしていた…
幸せな光景。
私何かがもったいない…と、思うけどこの幸せは誰にも渡したくない。
渡したくないではなく、渡さない。
『1週間どうだった?』
「あっという間だったな、意外と」
『仕事は大変?』
「覚えることが多くて、必死」
『朝陽がいるから、やることもあって必死で湊の事もあまり考えずにいられるけど…ふとっした瞬間寂しくなる』
そう言うと湊は何も言わず、抱きしめてくれた。
ずっと、そうしていたい…
落ち着いてしまい、出来る事なら離れたくなかった。
正直、身体を重ねる以上に抱きしめられていた方が私的には嬉しい。
もちろん、
湊とは同じ気持ちではいないと思うけど…
だからといって、私も嫌なわけではないから誘われれば乗るという感じ。

