ママとパパが仕事から帰ってくる時には泣き止んでいたけど…「泣いたの?」とママに聞かれてしまった。
『少しね』
「湊くんがいないと少し寂しいね」
ママもそう思ってくれていたことに嬉しく思った。
帰ってくると、
「おかえりなさい」と声をかけてくれたり…
一緒にご飯を食べると自分からママやパパに話しかけてくれていた湊。
転校してきたあの頃とは大違いだった。
根っこは真面目な事を知って、笑いそうになった。
だって、
この顔で真面目って言われても説得力はない。
ギャップに笑えてくる…
けど、私の家族を大事に思ってくれるだけで嬉しい。
私も、
湊の大切な人を大事に出来たらと思う。

