不良男子と私の話。




朝陽とマンションのエレベーターまで湊を見送った。



エレベーターの入り口ギリギリまで、朝陽を抱っこしていた湊。



湊も少し名残惜しそうな雰囲気。

1週間って、何気なく過ごすと短いけど…私たちにとっては深すぎる1週間だった。





「朝陽、バイバイ〜」



朝陽はわかっていなさそう。

生後2ヶ月で、理解していたら逆に驚くけど…





「また明日も会えるしね、バイバイ〜」


と、

手を振って帰っていった。




エレベーターから家までの短い道のりだけど、寂しくてたまらなくて涙、涙…



家に帰っても、涙が止まるはずもなく…

朝陽の前で子どものように泣いてしまった。




ママ、弱虫でごめんね。