不良男子と私の話。





湊が泊まりに来てくれた1週間の間、特に変わった事もしていないし、変わった事もない。



毎日、同じルーティンで…

お散歩に行ったり、家でテレビを見たり…




朝陽が小さいし、遠くに遊べにいけるほどお金を持ってるわけじゃないし…とりあえず、湊と朝陽と一緒にいられれば私は満足だった。





「1週間あっという間だな」

『もう1週間泊まれば?』

「泊まりたい」

『帰ってほしくない』

「それは凄い思う」

『悲しい…』

「紗良と朝陽と早く一緒に住めるように、頑張るから応援して」



と、

言うと力強く抱きしめてくれた。





寝たら、湊とバイバイしないといけない日が来てしまいそうで寝たくなかった。




いつまでも、湊と笑っていたい…

『朝陽抱っこしてて』と、頼っていたい…



明日からそれが出来なくなると思うと辛い。