不良男子と私の話。





朝陽も一緒に、パパに抱きつくと初めて口角が上がり笑ってるように見えた。




『朝陽、笑ってる?』

「朝陽もパパが好きなの?パパも朝陽が大好きだ」

『紗良も入れて』




いつの間にか、朝陽の取り合い。

それさえも、今は幸せに感じる。




朝陽は真顔だったけど、ママとパパは面白がっていた。

これから大きくなって、「ママ」「パパ」と言えるようになったらもっと可愛いんだろうな。



早く、お話ししたいな。

でも、小さいままでいてもいい。



ん〜どっちでもいいな。






遊ばれた朝陽は、パパの腕の中で寝ていった。




『おやすみ、朝陽』

「朝陽、夜もベッドで寝るの?」

『うん、おっぱい飲むから』

「朝陽、あっちで寝る?」



と、

寝てる朝陽に交渉していた。





『川の字でいいじゃん』

「狭くね?」

『ぎゅして寝ればいいじゃん』




早速抱きついてきた湊。

けど、落ち着くし、暖かいしちょうどいい。




思った以上にいい感じだった。