今日は、色々な人に抱っこをされ朝陽にとって刺激すぎる一日だったのかもしれない。
朝陽、ごめんね。
ただ、1時間起きはキツすぎた…
次の日、湊がお昼前に来てくれてすぐにバトンタッチさせてもらった。
『寝たい』
「いいよ」
と、
言った記憶はあるけど…それ以上の記憶がなくて起きたら夕方だった。
やばい、寝過ぎた…
湊を頼りすぎて、ごめんなさい…
部屋を見渡しても、いなさそう。
目を擦りながらリビングに行くとテレビを見ながらミルクをあげてくれていた。
『起きた、おはよう』
「おはよう、寝れた?」
『寝過ぎた、ごめん…』
「いいよ」
いつも以上に湊の優しさが心に刺さって胸が痛かった。
湊にもたれかかりながら、朝陽を見ていた。
朝陽はパパとママを交互に見て忙しそう…
ミルクを飲む集中力が切れているようだった。
「見惚れてなくていいからミルクを飲んで」
『パパがカッコ良すぎてミルクどころじゃないんじゃない?』
「確かに、そうかもな…」
と、
湊は自分で言って笑っていた。
笑う姿が逆に面白くて釣られて笑ってしまった。

