不良男子と私の話。





『湊、ママがくれた』

と、

ママが持ってきてくれた名前本を湊に見せると「おぉ、嬉しい」と喜んでくれた。




喜んでくれて一安心。




ちびぞうくんは湊の膝にちょこんと寝っ転がり湊はリラックスして本を読んでいた。

前から子育てしてたかと思うくらい慣れていて嫉妬してしまいそうだった。




ちびぞうくんも、一丁前な雰囲気。

何だか、小さくて可愛く思えた。




私も何も考えずに甘えていたい…





「朝、生まれたし朝陽。」

『可愛い』

「それか、晴れた日に生まれたから晴!単純すぎる?」

『朝陽の方が好き』

「朝陽に決定!今日から君は朝陽だ」

『朝陽なのに、朝が弱かったらやだね』




と、

言うと湊は笑っていた。




カッコいい顔は湊を見習っても良いと思うけど…朝の起き方に関しては見習ってほしくないと今から思う。