不良男子と私の話。





その後も試行錯誤しながら、赤ちゃんと過ごしていたら、湊が来てくれた。




「おはよう〜」

『おはよう〜ちびぞうが来たよ』

「可愛い」

『可愛いって思う?』

「可愛いよな」





私の腕の中にいるちびぞうの手を握ったり、頭を撫でたりしてお話しをしていた湊。



幸せな光景すぎて、泣きそうだった。

改めて、産んで良かったなと思った…




それに、湊をパパに出来て良かったと心の底から思った瞬間だった。

その後、湊にちびぞうを渡して私はのんびりさせてもらっていた。





「今日の朝来たの?」

『そう、2時間前くらい』

「昨日、寝られた?」

『ぅうん、寝られなかった』

「寝てて良いよ」

『優しいじゃんね』

「いつもじゃん?」


と、

笑顔を見せてくれた湊。




もう最高じゃん!

幸せすぎて、どうにかなりそう…




私は、自分から湊に近づいてキスをした。





「可愛いじゃん」