それから陣痛に耐え続け、次の日の朝にやっと赤ちゃんは顔を見せてくれた。



長すぎる陣痛に死ぬかと思った。

それに、あと1時間遅かったら帝王切開に踏み切るところだった。





「元気な男の子ですよ〜」

と、

助産師さんの声が聞こえた。




痛みと色々な感情で泣き過ぎて、よく見えなかったけど…元気な声は聞こえた。



無事、会えて良かった。

私と湊の元に来てくれてありがとう。




もう半分くらい意識が遠のいて…ほとんど最後の方は記憶がない。




正直、

病室に戻った後の記憶もない…