先生と転校生の話をしてから、2週間経った頃。
転校生が、
学校を休んでから1ヶ月経った頃。
久しぶりに、学校に来た。と、思ったら…顔が傷だらけだった。
やっぱり悪さでもしてたのかな。
関わりたくはないけど…聞かない選択肢はなかった。
『休みの間、何してたの?』
「寝てた」
『へ?』
予想外な答えで驚いた。
1ヶ月、
寝てたってある意味ヤバいと思うけど…
私だって、寝るのは好きだけど…1ヶ月寝る何て病気くらいしかないと思う。
『先生、心配してたよ』
「あっそ」
『ぅ、うん…』
この人にとって、先生はどんな存在なんだろう…
この人にとって、友達はどんな存在なんだろう…
この人にとって、学校はどんな存在なんだろう…
住む世界が違いすぎて…
心配をした事さえ、後悔するような反応だった。

