不良男子と私の話。





到着してからは、男女更衣室が別のようでバイバイする羽目になった。




普通は別か…

後ですぐに会えるのに…寂しかった。



更衣室に行って早々、水着の上に着ていたTシャツワンピを脱いで、準備OK!





『お待たせ〜』

と、

湊のところに行くと…すぐに手を繋いでくれた。





湊も寂しかったのかな。

目も合わせてくれないし…不機嫌なの?




こんなところで、喧嘩は避けたいから…無理せず、話しかけずにいた。





「そこ座る?」

『…ん』




私は湊の横に座って、湊の気分を伺っているところだった。




何?熱でもあるのかな…

それか、何か私しちゃったのかな…




手を繋いだままだから、私の予感は怒っていない気がするんだけど…わからない。