不良男子と私の話。





ショッピングモールに到着。




ふらふらしながら、水着売場に向かったけど…色々目について買いたくなる。

繋いでいる手を引っ張って、水着とは違うお店に入ると「早く行こうよ」と言われた。




冷たい人だと思ったけど…

見てほしいと思っても買えないんじゃ見ない方がいいのかもしれない。





早くバイトをして、好きな物を買いたい。

食べたいと思ったものを食べたい。



本当、中学生って一番微妙な歳でやだ。

バイトも出来ないし…親からもお金をたくさんもらえるわけじゃないし、複雑。




来年からバイトしようかな…

湊もするのかな。



何て事を考えてたら水着売り場に到着した。




「可愛い」

と、

湊が指差したのは水着を着ているマネキン。





『マネキンと付き合えば』

「マネキンに妬いてるの?」

『妬いてるように見える?ご自由にどうぞ』

「すげぇ冷たいじゃん」





そうしているのは、湊でしょ。と言いたいところだけど…喧嘩になりそうだから黙っておく事にする。