不良男子と私の話。




「ありがとう〜」


と、言って抱きしめてくれた。




喜んでくれているようで、一安心した。

良かった。


働いていないし、まだ中学生だから…そんな頻繁にプレゼントはあげられないけど、たまにはこういうのもいいかも。





『使ってね』

「ありがとう、ちゅして」


と、

言った湊。



してあげたいけど…人がいたからほっぺにキスで我慢してもらった。


しかし、

湊は明らかに納得していない様子だった。





『また今度ね』




笑って誤魔化した瞬間に唇を奪われた。



本当、誰が見てたらどうする気なの…

自分の事しか考えていないのが丸見え。




前にも言ったし、喧嘩したくないから言わないけど…やだやだやだ。