夜は、少しだけ電話をしてくれたけど…電話中に寝てしまったらしい。



途中から、

声を掛けても反応してくれず…寂しかった。




けど、私も電話を切った後にすぐに寝てしまったようで気づいたら次の日だった。



人のこと言えないやつ…

寝る事が趣味の私達は、仕方ない…




慌しく、学校に行く支度をしていると…湊からLINEが入った。




「寝坊して紗良の家に着くのギリギリ」



あ、そうだ。

今日は、湊のお迎え特典が付いている日。




朝から、ご機嫌な私。



『駅まで行く?』

「待ってていいよ」

『ありがとう〜待ってるよ』





ママにも『何かあるの?』と聞かれるほど…

お姉ちゃんには呆れた顔をされた。




『わかりやすいんだから仕方ないじゃん』

「それを自分で言っちゃうんだからヤバい…彼氏が可哀想」



と、

朝からお姉ちゃんに毒を吐かれた…




お姉ちゃんはこういう人なんで、あんまり気にしていたらキリがない。