『寂しかったよ』

「また明日ね」

『送らなくていいの?』

「送らなくていいから、自転車貸して」





え?

自転車で帰るの?



電車でも40分くらい掛かるのに…自転車だったら、2時間くらいかかりそう。




「駅まで自転車で行って、明日迎えに来る」

『いいよ』

「また明日」




湊は私にキスをすると颯爽に行ってしまった。



湊がいない部屋は静かで…寂しすぎた。

すぐに電話をしてしまいそうだったけど…きっと自転車に乗っているだろうから自分に言い聞かせてLINEをするだけにした。






自分偉い。と、無駄に褒めてあげたい…