不良男子と私の話。





私はベッド横にある壁に寄っ掛かり、スマホを触ってくつろいでいた。

すると、ママとの会話が終わった湊は部屋に入ってきて早々私の膝に頭を乗せ寝始めた。





え、

今日帰らないのかな。


明日も、普通に学校あるけど…



いてくれるならいてくれるで、私は嬉しいけど…施設から外泊禁止令が延長されたら嫌すぎる。



…から、起こす!




『寝ないで』

「無理」

『寝たら絶対明日になってるよ』

「それはあり得る」

『だから、起きて』




説得した結果、起きてくれたけど…眠そう。


だが、なぜうちに来た?

眠いなら早く帰れば良かったじゃん。


と、

思ってしまうが…



私との仲直りのために、来てくれたのかな。

それが本当なら、嬉しすぎる…