お昼休みの次の授業は、休んで屋上にいた。
保健室で、
湊と寝てしまい、サバった事はあるけど…
自分から、自主的に休みのは初めてだった。
そんな事も今では、懐かしい。
あの頃は幸せだったな、と思えば思うほど湊に会いたくなって…たまらなかった。
『ごめんね』と、謝ろう…
それで、私の素直な気持ちを伝えよう。
と、
思い、5時間目が終わった時点で湊の教室に向かって扉から顔を出して探していた。
「白石探してる?」
『うん』
「さっき帰ったよ」
え!帰ったの?
私はつい、聞き直してしまった。
私の顔を見るのでさえ嫌のかな。
話す事なんて欄外なのかもしれない…
スマホを見ても、もちろん湊からのLINEはなかった。