不良男子と私の話。





1日が長く感じる…

早く、奏に会いたい。



同じ学校にいるのに…むしろ、2つ隣のクラスにいるのに、会えないこの感じがキツかった。

帰りの会が終わり、これから部活に行く友達と喋りながら帰る支度をして…教室を出ると目の前に奏が立って待ってくれていた。





最高すぎる。

それに、大好きすぎる。





人がいたから、それなり気を使って目の前で
立ち止まったけど…抱きしめられた。



恥ずかしかったけど、嬉しかった。

一瞬で、離れたけど…





『寝てたの?』

「寝てないよ」

『あっ、そう』




凄い自信満々に言っているけど…なら、顔の左側についている跡は何かな。

教室まで迎えに来てくれたから、見なかった事にしてあげよう。