再会は涙色  ~元カレとの想い溢れる一夜からはじまる物語~

看護師の返事に、理久が麻衣に問う。
「麻衣、俺も一緒にいてもいいか?」
理久の言葉に麻衣は大きく頷いた。

「一緒に居させてください。」
理久の申し出のおかげで麻衣は一人にならずにすんだ。

検査に立ち会えることになった理久が、自分の手を握る麻衣の手に自分の手を重ねる。
「一緒だ。」
小さく震えている麻衣の手をなだめるようにさする理久。

麻衣が自分を求めてくれていることに、喜びを感じながらも、これからどんな試練が待っているのか、不安なのは、理久も同じだった。

「大丈夫。ここにいる。いつだって一緒だ。」
力強い理久の言葉に頷き、二人は検査室に入っていった。