再会は涙色  ~元カレとの想い溢れる一夜からはじまる物語~

「いいの・・・?」
ひどく震える声で言う麻衣。
長くは話をする体力がない。

でもその一言で十分意味が理久に伝わると知っている。

「俺がそうしたいんだよ。」
はっきりとした言葉に、麻衣は顔をゆがめて涙を流す。

「一人にしてごめん。不安な想いをさせてごめん。」
理久はそっと麻衣を抱き寄せる。
泣いている麻衣をなだめるように体をさすりながら、”愛してる”とささやいた。

今は一ミリの距離だって離れたくない。

もう二度と・・・。