再会は涙色  ~元カレとの想い溢れる一夜からはじまる物語~

「どうした?どこか痛むか?のど乾いたか?」
麻衣に呼ばれてすぐに近くに戻る理久。
まだ麻衣の体力は回復しておらず、体も自由に動かすことができない。

話をするのも、体力をかなり消耗してしまう。
何よりも全身の痛みがひどい。

一番は強くぶつけている頭の痛みだ。

夜中にも、目を覚ますのはだいたい頭がずきんと痛むからで、理久はすぐに気づき頭を撫でてくれた。

「頭、痛むか?」
麻衣の頭を躊躇なくなでる理久。
それだけで、少し痛みが和らぐような気がする。

「理久は眠れた?」
理久を見つめながら言う麻衣に理久は少し驚いたように動きをとめてから微笑んだ。