「頑張れ」
「・・・うん」
「頑張れ、麻衣。」
「うん・・・」
稜真が選んだのは、心からのエール。

麻衣を応援する。

「いつだって俺は力になるぞ。」
「うん」
「なんてったってパートナーだからな。」
「うん」
「唯一無二だ。」
「うん」
「続けられそうだった、仕事だって続ければいい。俺がいくらでもフォローするから。」
「・・・」
それはしないとわかっていても稜真は言葉にする。
麻衣のことだ。きっと仕事を続ける方が稜真に迷惑をかけてしまうから選んだことだとわかっている。