「色々、あったな。」

「うん。」

「これからは奈生の喜びも悲しみも、わがままも全部俺が受け止めて抱きしめていく。」

これから何があっても俊介となら乗り越えることが出来る気がする。

いや、乗り越えてみせるんだ。

自分の弱さに負けたりはしない。

今目の前にいる愛する人と共にこれからの人生を歩んでいこう。

まだ、何もかも始まったばかりだ。



「奈生、愛してる。」

「私も、愛してる。」