―――ここから、私のシンデレラストーリーが始まっていく予定『だった』。
「結城さぁあん! 早く明後日の資料提出してよ~!」
「ただいま用意してます! 少々お待ちください」
無事にCLBKに入社し、事務課に配属された私は、藤堂快の専属秘書を狙うお局さんたちに新人とか関係なく、それはもう……コキ使われまくったのだった。
時々その膨大な仕事量と、唐突に飛んでくる理不尽な文句に心が折れそうになったけれど、私はとにかく一人前の事務職員として成長し、会社に貢献するべく、耐えに耐えた。
それが可能だったのは、もともと『Berry.By.KAI』というブランドを愛していて、藤堂快を尊敬していたからというのが大きい。
(社割が効くのと、新商品をどこよりも早くチェックできるという点も頑張れる要因ではあったのだけど)
がむしゃらに仕事を続け、ようやく周りが静かになった入社四年目の二十六歳。
本当にある日突然、私に大きな転機がやってきた。
「結城。藤堂社長の指名で、明日からお前は専属秘書として働いてもらうことになった。
秘書室に移動が済むまで、くれぐれもほかの女子社員には秘密にするように」
「え?」
「結城さぁあん! 早く明後日の資料提出してよ~!」
「ただいま用意してます! 少々お待ちください」
無事にCLBKに入社し、事務課に配属された私は、藤堂快の専属秘書を狙うお局さんたちに新人とか関係なく、それはもう……コキ使われまくったのだった。
時々その膨大な仕事量と、唐突に飛んでくる理不尽な文句に心が折れそうになったけれど、私はとにかく一人前の事務職員として成長し、会社に貢献するべく、耐えに耐えた。
それが可能だったのは、もともと『Berry.By.KAI』というブランドを愛していて、藤堂快を尊敬していたからというのが大きい。
(社割が効くのと、新商品をどこよりも早くチェックできるという点も頑張れる要因ではあったのだけど)
がむしゃらに仕事を続け、ようやく周りが静かになった入社四年目の二十六歳。
本当にある日突然、私に大きな転機がやってきた。
「結城。藤堂社長の指名で、明日からお前は専属秘書として働いてもらうことになった。
秘書室に移動が済むまで、くれぐれもほかの女子社員には秘密にするように」
「え?」

