今日現担ぎをこめて持ってきたハンカチは、私が高校生の時に『Berry.By.KAI』で初めて買った商品だ。
当時アルバイトもしていなかった私がお小遣いで買えたのが唯一それで、デザインが気に入っていたということもあり、自ら修復を重ね、かれこれ五年ほど大切にしてきた代物だった。
(あれだけは絶対に諦められない。何が何でも探さなくちゃ……!)
すぐさま受付のお姉さんに落し物が届いていないか尋ねてみるけれど……残念ながらそれらしきものは届いていないようだった。
(一体どこに落としちゃったの……私)
自分が寄った場所といえばエレベーターと、お手洗い、三十八階の試験会場の会議室とそれまでの道のりのみ。一度会社に来てお手洗いに寄って使ったため、外に落としたという選択肢はない。
「うう、ない。ないよぉ……」
四度目にお手洗いに確認しに来た際に、心が折れそうになる。
すでに時刻は十五時を回っており、試験が終わってから二時間が経過していた。
会議室があるお手洗い周辺は静まり返り、面接も終わった様子で。
「もう、諦めるしかないのかな……」
当時アルバイトもしていなかった私がお小遣いで買えたのが唯一それで、デザインが気に入っていたということもあり、自ら修復を重ね、かれこれ五年ほど大切にしてきた代物だった。
(あれだけは絶対に諦められない。何が何でも探さなくちゃ……!)
すぐさま受付のお姉さんに落し物が届いていないか尋ねてみるけれど……残念ながらそれらしきものは届いていないようだった。
(一体どこに落としちゃったの……私)
自分が寄った場所といえばエレベーターと、お手洗い、三十八階の試験会場の会議室とそれまでの道のりのみ。一度会社に来てお手洗いに寄って使ったため、外に落としたという選択肢はない。
「うう、ない。ないよぉ……」
四度目にお手洗いに確認しに来た際に、心が折れそうになる。
すでに時刻は十五時を回っており、試験が終わってから二時間が経過していた。
会議室があるお手洗い周辺は静まり返り、面接も終わった様子で。
「もう、諦めるしかないのかな……」

