「美術、二……」
高校二年生の三学期の終業式……私は通知表を見て、絶望した。
(そうだ。生まれつき美的センスが皆無だった……)
『Berry.By.KAI』の雑貨で揃えれば部屋はオシャレになるけれど、
根本的な自分のセンスは変わっていなかった。
「はぁ~……美術と体育は五だったんだけどなぁ」
「…………」
隣で嘆く美晴にじっとりと視線を送ったのは言うまでもない……。
「でも、諦めたくない」
その後半年は建築系の大学に進むために猛勉強を重ねつつ、
美術教室に通ってデッサンを勉強したりもしたけれど、ついに美的センスを覆すことはできず、私は建築系大学への進学を諦めたのだった。
(藤堂快の言葉通りに、今できることをやってこれ。
全力を出したけれど、無理なものは無理。
思い切り飛躍したかったけれど、自分の生きたい道では難しそうだ……)
高校三年生の二学期の通知表を手に、私は『Berry.By.KAI』の雑貨に囲まれて項垂れた。
「辛いよ、藤堂快……」
高校二年生の三学期の終業式……私は通知表を見て、絶望した。
(そうだ。生まれつき美的センスが皆無だった……)
『Berry.By.KAI』の雑貨で揃えれば部屋はオシャレになるけれど、
根本的な自分のセンスは変わっていなかった。
「はぁ~……美術と体育は五だったんだけどなぁ」
「…………」
隣で嘆く美晴にじっとりと視線を送ったのは言うまでもない……。
「でも、諦めたくない」
その後半年は建築系の大学に進むために猛勉強を重ねつつ、
美術教室に通ってデッサンを勉強したりもしたけれど、ついに美的センスを覆すことはできず、私は建築系大学への進学を諦めたのだった。
(藤堂快の言葉通りに、今できることをやってこれ。
全力を出したけれど、無理なものは無理。
思い切り飛躍したかったけれど、自分の生きたい道では難しそうだ……)
高校三年生の二学期の通知表を手に、私は『Berry.By.KAI』の雑貨に囲まれて項垂れた。
「辛いよ、藤堂快……」

