俺様社長は奥手な秘書の初めてを奪う


力強い言葉にはっとして視線を上げると、すぐに強い眼差しに囚われた。

「お前もできるよな? 芽衣」
「……っ、はい……社長」

(うう、これは有無を言わせないやつだ)

凄まじい圧に負け自然と秘書に戻ると、快はくくっと楽しげに笑った。

「さすが俺の秘書だな。ちゃんと答えたご褒美をやらないと」
「ん……」

そっと唇が合わさり、私の中へ舌を滑り込ませた彼は、緩急をつけて判断力を鈍らせるような甘い口づけを降らせる。
息が苦しいのか胸が苦しいのか分からなくなってきた頃に、トン……と肩を押され、再び羽のようなやわらかい布団に身を沈めた。

「色々考えるのはここを出てからな。今は俺だけのことを考えてろ」

組み敷いた快はそう言って、私の唇を奪っていく。
薄い皮膚から感じる熱に、強張った体がゆっくりと溶かされていくようだ。

(この人といるためなら、私はなんだって頑張れる。大丈夫……今までだってできなかったことはなかったんだから)