部屋のドアが閉まったのと同時に、唇を塞がれる。
繋がった部分から感じる唇の柔らかさと体温がやっぱり心地よくて、あっという間に思考が鈍ってきた。
「しゃ、しゃちょ……まずは、部屋に」
「名前を呼ばないとこのまま続ける」
社長は笑いながらそう言って、再び唇を塞いできた。
「んっ……はぁ……」
息もできないほど激しい口づけが降ってきて、私は立っているのがやっとだ。
されるがままになっているとはらりと上着をはぎ取られ、プツッとシャツの第一ボタン、第二ボタンを外された。
(⁉ まずい、シャワーも入ってないし……初エッチだし、心の準備というものが……‼)
やっぱり、一旦止めてもらわなきゃ困る!
彼の骨ばった手がシャツの内側に伸びたその時、私は力を振り絞って胸板をトントンと叩いた。
「……快、お願い。一回ストップして……!」
息絶え絶えに伝えると、彼はなぜか私の胸もとを見て目を見張った。
(えっ⁉)
「芽衣、この下着は……」

