ため息交じりに呟くと、ルイは面倒くさそうに前髪をかき上げる。
「本当に君は百戦錬磨の『藤堂快』か? 僕は恋愛に慣れていない中学生に見えるよ」
「どうとでもいえ。恋愛の仕方を忘れたんだよ」
女性と最後に付き合ったのは華が最後だから、七年前。
それから女性に告白はしていないし、気持ちを入れ込んだこともなかった。
(芽衣に関しても、ルイに『いい加減に自分の気持ちを認めろ』とか言われて気づいたしな)
世間から見て、三十五にして恋愛の仕方が分からないなんて、結構痛いだろう。
分析するに、華の浮気がトラウマとなり、女性に対して、恋愛に関して……夢や幻想を取り払われたからだ。
が、しかしだ。
俺は芽衣と接しているうちに、彼女に対しては一切の疑念を持っていないことに気づいた。
それは、俺に純粋な気持ちで向き合ってくれるから……。
仕事に対しても、一人の人間としても。
(芽衣のような女性にはもう出会えないかもしれない。だから、逃すわけにはいかない)
「本当に君は百戦錬磨の『藤堂快』か? 僕は恋愛に慣れていない中学生に見えるよ」
「どうとでもいえ。恋愛の仕方を忘れたんだよ」
女性と最後に付き合ったのは華が最後だから、七年前。
それから女性に告白はしていないし、気持ちを入れ込んだこともなかった。
(芽衣に関しても、ルイに『いい加減に自分の気持ちを認めろ』とか言われて気づいたしな)
世間から見て、三十五にして恋愛の仕方が分からないなんて、結構痛いだろう。
分析するに、華の浮気がトラウマとなり、女性に対して、恋愛に関して……夢や幻想を取り払われたからだ。
が、しかしだ。
俺は芽衣と接しているうちに、彼女に対しては一切の疑念を持っていないことに気づいた。
それは、俺に純粋な気持ちで向き合ってくれるから……。
仕事に対しても、一人の人間としても。
(芽衣のような女性にはもう出会えないかもしれない。だから、逃すわけにはいかない)

