障害を乗り越え、ヒカルさんと付き合えることになり、それからの日々はとても幸せだった。
サトシとは日記帳を通じて、幸せな気持ちをおすそ分けしていた。
サトシはサトシでエリカさんとたまに食事に行ったりするような関係になっているようだったが、どうやら二人が付き合うことは無さそうだった。
「ねぇ見て見て。ヒロシの似顔絵描いてみたんだ。」
ヒカルが持ってきた俺の似顔絵は、かなりの出来栄えだった。
「デフォルメした感じじゃなくて、リアルな感じのタッチの方なんだね。」
俺は笑いながら似顔絵を受け取った。
「だって私、そういったタッチの絵描けないもん。ヒロシみたいにどんな画風でも描けちゃうような器用さないから。」
ヒカルはてっきり褒めてくれると思っていたんだろう。露骨にへそを曲げた。付き合ってから数ヶ月が経って分かったことだが、ヒカルは思ったよりも子供っぽい性格だった。
「でも、描いてくれてありがと。嬉しいよ。そうだ、俺のSNSにこの似顔絵アップしても良い?」
「え?別に良いけど。そんな事したら、顔バレして大変なことになっちゃわない?」
「大丈夫でしょ?顔バレして困ることないし。」
「ヒロシが良いっていうなら、好きにして良いよ。」
俺は『ありがと』と伝え、SNSに彼女が描いてくれた似顔絵という惚気たっぷり投稿をした。
「すごい、めちゃめちゃコメントが付いてる。」
これまでSNSにあげた後の反応を気にしたことはなかったが、この似顔絵に対する反応は気になった。自分の顔が描かれているからではなく、『この絵を見て才能を感じ取ってくれる人がいるのでは?』という期待があったからだ。
「じゃあ、私はそろそろバイトに行くね。」
「うん、行ってらっしゃい。」
ヒカルを見送ったあと、俺は自分のアトリエに戻り創作活動に励んだ。
サトシとは日記帳を通じて、幸せな気持ちをおすそ分けしていた。
サトシはサトシでエリカさんとたまに食事に行ったりするような関係になっているようだったが、どうやら二人が付き合うことは無さそうだった。
「ねぇ見て見て。ヒロシの似顔絵描いてみたんだ。」
ヒカルが持ってきた俺の似顔絵は、かなりの出来栄えだった。
「デフォルメした感じじゃなくて、リアルな感じのタッチの方なんだね。」
俺は笑いながら似顔絵を受け取った。
「だって私、そういったタッチの絵描けないもん。ヒロシみたいにどんな画風でも描けちゃうような器用さないから。」
ヒカルはてっきり褒めてくれると思っていたんだろう。露骨にへそを曲げた。付き合ってから数ヶ月が経って分かったことだが、ヒカルは思ったよりも子供っぽい性格だった。
「でも、描いてくれてありがと。嬉しいよ。そうだ、俺のSNSにこの似顔絵アップしても良い?」
「え?別に良いけど。そんな事したら、顔バレして大変なことになっちゃわない?」
「大丈夫でしょ?顔バレして困ることないし。」
「ヒロシが良いっていうなら、好きにして良いよ。」
俺は『ありがと』と伝え、SNSに彼女が描いてくれた似顔絵という惚気たっぷり投稿をした。
「すごい、めちゃめちゃコメントが付いてる。」
これまでSNSにあげた後の反応を気にしたことはなかったが、この似顔絵に対する反応は気になった。自分の顔が描かれているからではなく、『この絵を見て才能を感じ取ってくれる人がいるのでは?』という期待があったからだ。
「じゃあ、私はそろそろバイトに行くね。」
「うん、行ってらっしゃい。」
ヒカルを見送ったあと、俺は自分のアトリエに戻り創作活動に励んだ。


