俺の目の前で足が止まった

俺はゆっくりと顔を上げた

そこには……










美しすぎる女がいた



ピンクの艶やかな髪

ぱっちり二重で
目の色は吸い込まれそうなほど綺麗な黒

顔も鼻も口も小さくて全体的にバランスが良い

肌の色もすごく白い

身長は低め?だけれどスタイルはいい







その美しさに俺は一瞬息をするのさえ忘れてしまった







「……ねぇ」

”Rose”が俺に喋りかけてきた

「……大丈夫?」

「…………はい」

「……そう、良かった」







”Rose”はそう言って微笑んだ




俺はその笑顔に心を奪われた


多分、いや絶対に顔は赤くなっている


「ねぇ、足、怪我してる大丈夫?」



俺は言葉を失い”Rose”の顔しか見れていない


”Rose”からは薔薇のいい匂いがしてきた

「……帰れないなら送るけど……」

その言葉にハッとした、迷惑をかけているのに、反応無いとか……

「いや、大丈夫です……」

「……そっか、気おつけて帰ってね」

そう言い残し”Rose”は闇の中に去っていった





























いつの間にか俺の手には薔薇が握らされていた