俺らに煽りながら言ってきた

「そうだな…お前おもしれぇじゃん」

凜空が言った言葉に俺もそう思った

「俺の名前は、水龍幹部の大空凜空だ!
よろしくな」

「俺の名前は、水龍副総長の神木新だ」

「…俺の名前は、水龍総長の青木俊だ…」

名前を言うのは面倒くさかったがこれは
ある種試しでもある。
ここで目の色を変えれば確実に俺は目を合わせないだろう…さぁどう出る?





ところがこの女は余裕で期待を裏切る

「ねぇすい……りゅう???って何?」

嘘だろこいつ……
ここに住んでて…いや日本に住んでて知らないとかあんのかよ。
さすがにこいつらも言葉が出てこないみたいだ

「おーい!!聞こえてますかー??」

「……水龍って言うのは暴走族の名前」

新が戸惑いながら説明をした。

暴走族という単語も付ければ99%分かるだろう…だか、この女はずっと困った顔をしていた

「暴走族って何?」

まさかの衝撃発言

「まさか暴走族知らない感じ?」

新はあまり顔には出さないが流石に顔にも出るようだ、それにこの女は……

「知らないから聞き返してるんでしょ?」

超真剣な顔で聞き返している

「ダハハハハハ絶対にお前、頭悪ぃだろ」

っと凜空が煽りながらそう伝えた。

「はぁー?人間知らないことだって絶対に
ぜーーーーったいにあるでしょ?
だったら今日私がうんこしたか知ってるか?知らないだろ!!
この私を舐めやがってーーー」

「ちょっと君落ち着いて」

女の興奮を抑えるために新がなだめた