そう言って、女の子は笑い出す。アーサーの方をちらりと見ると、アーサーは僕から顔を背けてた。
「ルーチェくん。ルームメイトは誰?まさか、アーサーくんとティムくん?」
「……そうだけど」
「ルーチェくん……何かあったら、私たちに言ってよね。2人は、最低でクズな――」
「最低でクズな人間はどっちだよ」
「え……?」
僕の言葉に、騒がしかったクラスが静かになるけど、僕は気にせずカバンから先生からもらった教科書を取り出す。
「……知ってた?アーサーとティム、魔王討伐に行かされたんだって」
「知ってる。2人とも、怖くて逃げて帰って来たらしいぜ」
その言葉に、再び皆は笑い出した。アーサーもティムも俯いたままだ。僕の中で、何かが切れた音がした気がした。
「……これ以上、僕の友達を侮辱するな」
顔を上げて睨めば、皆は静まり返る。僕は、立ち上がると話を続けた。
「……今度、アーサーとティムを傷付けたら……僕は、君らを絶対に許さないから」
僕は、それだけ言うと教室を飛び出した。
僕がこの学校に来て数か月。この学校は、全寮制でクラル様に会えてないんだ。寂しいけど、アーサーとティムがいるから良いや。
「ルーチェくん。ルームメイトは誰?まさか、アーサーくんとティムくん?」
「……そうだけど」
「ルーチェくん……何かあったら、私たちに言ってよね。2人は、最低でクズな――」
「最低でクズな人間はどっちだよ」
「え……?」
僕の言葉に、騒がしかったクラスが静かになるけど、僕は気にせずカバンから先生からもらった教科書を取り出す。
「……知ってた?アーサーとティム、魔王討伐に行かされたんだって」
「知ってる。2人とも、怖くて逃げて帰って来たらしいぜ」
その言葉に、再び皆は笑い出した。アーサーもティムも俯いたままだ。僕の中で、何かが切れた音がした気がした。
「……これ以上、僕の友達を侮辱するな」
顔を上げて睨めば、皆は静まり返る。僕は、立ち上がると話を続けた。
「……今度、アーサーとティムを傷付けたら……僕は、君らを絶対に許さないから」
僕は、それだけ言うと教室を飛び出した。
僕がこの学校に来て数か月。この学校は、全寮制でクラル様に会えてないんだ。寂しいけど、アーサーとティムがいるから良いや。



