アプリで出会った君へ



「アプリする人、全員が可愛い訳じゃないから・・・」

「そうだけど~」

お母さんは何でもやってみなきゃ分かんないでしょというタイプ。
(少しは息子が変な人に会うんじゃないかとか不安にならないのか・・・)

「ごちそうさま、明日の準備してくる」

「はーい」

朝ご飯を食べ終えて部屋に戻って
ある程度準備を終わらせたところでベッドに寝転がる。

(高校3年間、あっという間だったなあ)

昨日の卒業式の写真を見返してみる。
どの写真もほとんど笑っていて。
たまに泣いている人もいて。
満開の桜も綺麗だった。


一生会えなくなる訳ではないけど急に寂しさがこみ上げた。