楓と雪ちゃんと合流し、お昼ご飯を食べる。

3時から後夜祭が始まるので、体育館へ向かう。

『文化祭楽しかったぁ!みんなで回れてよかったよー!』

やり切ったような笑顔でいう楓。

『まだ終わってないじゃん。これから後夜祭だよ?』

『そうだよ。バンド発表とか残ってるんだから!』

雪ちゃんはさすがで、すでに何が行われるのか知っている様子。


3人でこの三日間の思い出を語り合っていると、次々に生徒が体育館に入ってきた。

全校が揃ったところで後夜祭が始まった。

最初は前日祭のような感じで、クラス対抗のゲームや体育祭の表彰式などが行われたり、文化祭の思い出ムービーを見たりした。

楽しかったなぁ…。

楓や雪ちゃんと一緒のクラスで、一緒にいろんな思い出を作れて本当に良かった。

2人の方を見ると、同じことを考えていたのかみんな笑顔だ。

『来年も一緒のクラスがいいな』

そう呟くと、楓も大きく頷く。

『え、知らないの?』

雪ちゃんがびっくりして言う。

『ここの学校、クラス替えないよ?』

この衝撃的な一言で私と楓は目を見合わせ、周りに迷惑にならないように静かに喜んだ。


気づけば、最後のバンド発表になっていた。

バンドメンバーがステージに立つと、鬼のような歓声が巻き起こった。