『えっ?』

びっくりして後ろを振り向くと、一ノ瀬先輩がいつのまにか重いポールを持ってくれていた。

「1人じゃ無理だと思ったら助けを呼ぶんでしょ?」

『先輩っ、どうしてここに…。』

てっきりイケメン枠でサッカーに出てると思っていた。

「手伝いに来たんだよ。」

『えっ。』

「あ、蓮も一緒だよ?」

『え、どこ…??』

周りを見渡しても、全く見当たらない。

「今は徳島の方を手伝いに行ってるよ。」

『そうなんですか、』

あぁ、そういうことか。雪ちゃんの話を聞いた後だからなのか、…疑い深い。


なんか申し訳ないなぁ。いつも助けてもらってるし。今日もかっこいいしな…。

そう思いながら一ノ瀬先輩を見る。すると、

「どうした?ボーっとして。俺の顔になんかついてる?」と言って顔を目線の高さに合わせてくる。

!?め、目の前にイケメンフェイス…!

私そんなに見つめてた?

『い、いえ。全然何でもないですっ!』

そんなことを話しながら準備を進める。やっぱり2人で用意した方が、何倍も早かった。

『やっと終わったぁー。』

「お疲れ様、乃蒼マネージャー。」

『手伝ってもらって本当に助かりました…。ありがとうございます。』

そこに徳島先輩と蓮も帰ってきた。

『乃蒼ちゃんありがとうー。』

「おぉ、おつかれ乃蒼〜。」

『お疲れ様です。』


んんん?…なーんだか2人の様子がいつもと違うような気がする。

いつもよりお互いの目線があっていない。いや合わせてない、の方が正しいかも…。

っまさか……。