『やだ〜、乃蒼聞いてなかったの?うちの学校、毎週木曜日は部活ないじゃん。』

『そうだよー。しかもみんなで近くのタピオカ屋さんに行くって、この前話してたじゃない。乃蒼は意外とおっちょこちょいなのね。』

木曜日、休み…?タピ、オカ…?

『あああぁぁぁぁ!』

『うわ、声でかっ!!え、乃蒼そんな声出せたの…?』

『いつもボソボソ話してるからそれぐらいしか声出ないのかと思ってた…。』

『同意。』

『そーじゃん、今日木曜日じゃん…。忘れてたぁ…。うわ、はずかしい…。』

まあ、正直タピオカに関しては冗談だと思ってたんだけど。

『ま、そーゆーこともあるよ。とりあえず学校でよっか?』

『そうね。あそこ結構混むって聞いたわ。』

『早急に準備してきますぅぅぅ。』

『『はーい。』』



準備して2人のとこに行くと小木さんと渡辺さんがいた。2人も同じタピオカ屋さんに行くらしい。せっかくなら、とみんなでいくことになった。

みんなで色々話していると、小木さんが何か思い出したように突然話し出した。

『ねぇねぇ、そういえばさ、この前の先輩の話覚えてる?イケメンの。』

『うん。それがどうかしたの?』

すると渡辺さんが目をキラキラさせながら言った。

『私たちさ、部活もう参加してるんだけど、ちょうどその時に隣のコートにいたのぉぉ!バレー部のツートップがぁ!!』

『そうそう!ちょーーかっこよかったの!3人とも見たことある?!』