幸一は、教室にとどまり、さて、どうして伝えたものか・・・と思案していた。
美術部に行く途中の夏樹の発言以来、詩穂の顔をまともに見れてなかった。
何度も声をかけようとしても、勇気が出なかった。
詩穂が、せっかく声をかけてくれても、ぱっと顔をそらして、後悔する。
顔をそらすつもりなんてなかったのに・・・。その後どうして良いか分からなくて、
小声でバイバイと言うのが、精一杯。
なんだ?この気持ち。
違う。本当は、分かってるんだ。
夏樹も圭吾も、とっくに、ニヤッと笑って帰って行った。
帰ろうか、どうしようか迷っていると、
教室のドアがあいて、詩穂が入ってきた。
続いて、翔吾が入ってきた。
美術部に行く途中の夏樹の発言以来、詩穂の顔をまともに見れてなかった。
何度も声をかけようとしても、勇気が出なかった。
詩穂が、せっかく声をかけてくれても、ぱっと顔をそらして、後悔する。
顔をそらすつもりなんてなかったのに・・・。その後どうして良いか分からなくて、
小声でバイバイと言うのが、精一杯。
なんだ?この気持ち。
違う。本当は、分かってるんだ。
夏樹も圭吾も、とっくに、ニヤッと笑って帰って行った。
帰ろうか、どうしようか迷っていると、
教室のドアがあいて、詩穂が入ってきた。
続いて、翔吾が入ってきた。

