「…はい。
リヒト・ウィンカーです。
今日からお世話になります。
よろしくお願いします。」

僕は、出来るだけ丁寧に言った。

「よろしく。…もう一人の少年は?」

…何て名前なんだろう。
そう思いながら、僕はローザンとはぐれてしまった事を説明した。

「まぁ、ほっといても一人で来られるだろう。あの子ももう14歳なんだろう?」

まぁ、ローザンは14歳で僕は13歳だけど。

大丈夫かなぁ…。