屋敷の中に入った。 中は見た目よりは… 汚い、かな?(失礼!) 床には、沢山の紙類が散らばっていた。 それに少しアルコールの匂いがきつい。 一人暮らしなのか…? 僕は屋敷をぐるっと見回した後、一歩進んでカーペットの先端まできた。 これ以上無断で行くと、さすがにいけない気がして、先に進めなかった。 「すみませーん…」 小さな声で言ってみた。 …――シーン――… 辺りは静まりかえっている。