君の光と私の輝き。

その日の夜、紬からメールが届いた。

▷優月が加瀬を誘いなねー!

そんな無茶な!でもここは、勇気を振り絞ってやってみる。

▷加瀬くん。日曜日に私と加瀬くんと紬と中島くんで遊園地に遊びに行かない?無理だったら全然いいんだけど。

▷遊園地!?行きたい!!

▷OK。じゃあ、待ち合わせは○○駅に10時ねー

▷わかった。すごく楽しみにしとく!

はー、緊張したー。メールでこんなに緊張したの初めてだよー。でも加瀬くん行くって言ってくれて良かった。メールからも楽しみっていう感じが伝わってくるな。笑
日曜日かー、長いなー。あと4日もある。それを楽しみに部活頑張ろ!

そして土曜日、私の家で紬が持ってきてくれた服を試着していた。

「もー!優月ー!これで着替えるの何回目?」

「だってー!どれもかわいい服だけど、私に似合わないんだもん。」

「だ・か・ら!似合うって言ってるでしょ!」

「またまたー」

「いや、またまたーじゃないのよ。はい!これで最後ね。1番似合うと思うし。」

そう言われて着た服は、ピンクのレースTシャツに白いスカート、白と黒のスニーカーに白っぽいキャップ。今までのコーデで私に1番合っていると思う。

「うん!かわいい!明日は、私が髪を巻くから私の家に来てね。」

「ありがとう!それでさー、計画とやらは何?教えてー!」

「それは、明日のお楽しみ!」
いたずらっぽい顔で笑った、紬の顔を見ていると、なんだか上手くいく予感がした。