君の光と私の輝き。

駿という人は、紬の彼氏の中島 駿(なかじま しゅん)のこと。
中島くんは、クラスメイトでサッカー部。加瀬くんとは、小・中 同じ学校ですごく仲が良い。元気な加瀬くんとは真逆でとてもクールだけど、馬が合うみたい。家もマンションの隣同士でなんだか私と紬に似ている。
紬と中島くんは、入学式の1週間後に付き合ったらしい。

「それいいね!あ、でも私オシャレとか苦手だよー泣。加瀬くんには、かわいいって思われたいし。」

「優月、めっちゃ変わったね。前までは、私なんかオシャレしたところで誰も得しないとか言ってたのにね笑 そんな優月が加瀬のためとかねー。ふーん・・・」
ニヤニヤした顔でこちらを見てくる。

「なんでニヤニヤしてるの!そりゃあ、オシャレしたところで私がかわいくなるっていうわけじゃないけどさ。」

「優月はさー、自分のことをかわいくないって言うけど、私はかわいいって思ってるよ!特に笑顔!優月の笑顔は、人を元気づける!滅多に笑わないからみんな気づいてないけどね。」

「もー!紬 褒めすぎ!お世辞はいいよー。」
紬は褒めるのも上手ということがわかった。

「お世辞じゃないんだけどなー。じゃあ私がコーディネートするよ!」
紬は、服が好きで将来デザイナーになりたいと小さい頃から言っていた。

「ありがとう!紬ーーー!」

「紬さまとお呼び」

「紬さまーー!!笑」

帰り道を4人で遊ぶ時のことを考えながらながら帰った。紬には何か計画があるらしいが詳しくは教えてくれなかった。中島くんに何かメールをしているようだったが、それ以上の事は、分からなかった。