まだ、別れて1ヶ月しか経ってないんだよね

実感がない

もう、新しい月に入ったから気持ち切り替えよう

そう思って、出掛けたら

「花…香?」

花香「奏斗くん?」

奏斗「花香、ごめんなぁ?あの時は、ああするしかなかったんだよ」

涙が溢れてきた

花香「ヒックな…んで、急に別れっようなんて言ったの?」

奏斗「病気だったんだ。手術すれば治る、でも失敗したら死ぬかもしれなかった。だから、別れた」

花香「もっと、頼って欲しかった…生きてて良かった!」

優しすぎるよ…この人は

奏斗「手術が終わって後悔した。別れた直後、ずっと悔しかったんだ。もう、俺じゃ幸せに出来ないのかなって」

花香「私を幸せにしてくれるのは、奏斗君しか居ないよ」

奏斗君の頬に1つの涙が流れる