アイスを頬張りながら帰った夏の帰り道も、 肉まんを分け合った冬の帰り道も、 授業をサボって行った屋上も、 誰もいないプールに飛び込んだことも、 どんなことでも競い合ったあの時間も、 全部全部全部、もう戻ってこないもの。 高校3年生、春、卒業式。 私は、今日、私の青春の時間に蓋をする。