涼と渚が話していた所へ、舞が二人の女子を従えてやって来た。
「涼くん。おはよーっ!!」
さっきの舞とは、人が変わったのか?と思うほど笑顔で挨拶すると、涼にこんな話をした。
「涼くんは知ってる?紫音が告白のシーンで、キスをする演技をした時に、渚ちゃんが本気になって、キスしちゃったって話」
「えっ?台本にそんなのなかったけど……」
「台本になかったけど、キスシーンって普通は、キスしてるフリじゃん?
それをさぁ?渚ちゃんは色気全開で紫音の首に手を回して、キスしたんだって~」
渚は目の前で、こんな話をされてはたまらない。
今すぐ逃げ出したい気持ちでいっぱいだが、舞の話が2倍くらい上積みされている。
否定しなきゃ。と涼を見ると、舞の盛った話に絶句して、渚に向けていた目は、汚れた物を見るような雰囲気。
「本当なのか?渚……」
「そんなこと……してない……」
この空気での否定の言葉に、どれだけの説得力があるのだろう。
ただ涼と親友でいたい。なんて都合のいい事を思った自分への罰だと感じる渚だった。
「涼くん。おはよーっ!!」
さっきの舞とは、人が変わったのか?と思うほど笑顔で挨拶すると、涼にこんな話をした。
「涼くんは知ってる?紫音が告白のシーンで、キスをする演技をした時に、渚ちゃんが本気になって、キスしちゃったって話」
「えっ?台本にそんなのなかったけど……」
「台本になかったけど、キスシーンって普通は、キスしてるフリじゃん?
それをさぁ?渚ちゃんは色気全開で紫音の首に手を回して、キスしたんだって~」
渚は目の前で、こんな話をされてはたまらない。
今すぐ逃げ出したい気持ちでいっぱいだが、舞の話が2倍くらい上積みされている。
否定しなきゃ。と涼を見ると、舞の盛った話に絶句して、渚に向けていた目は、汚れた物を見るような雰囲気。
「本当なのか?渚……」
「そんなこと……してない……」
この空気での否定の言葉に、どれだけの説得力があるのだろう。
ただ涼と親友でいたい。なんて都合のいい事を思った自分への罰だと感じる渚だった。


