二人の台本の読みあわせの途中で、スタッフの声が、教室に響いた。
「次のシーンの撮影お願いしま~すっ!!!」
次の撮影のシーンは、渚と紫音が付き合って初めての下校時間。
「よっし!!渚行こっか?」
「はいっ!!」
紫音が渚に手を差し出すと、一瞬躊躇した渚だったが、笑顔で手を繋いだ。
撮影が始まるまで、手を繋ぐ必要はないかもしれない。
しかし紫音が手を繋ごうと言ってくれると、渚は素直に嬉しかった。
なんか嬉しいっ!!
本当に恋人になった気分っ!!
あっ……
衝撃を受けた台本の続きの部分が頭を過ると、憂鬱な気分になってしまう渚は、紫音の手をギュッと強く握った。
緊張しない……
色んな事を考えない……
演技に集中するんだ……
渚は紫音と手を繋いだまま、撮影の始まる廊下まで歩いていった。
「次のシーンの撮影お願いしま~すっ!!!」
次の撮影のシーンは、渚と紫音が付き合って初めての下校時間。
「よっし!!渚行こっか?」
「はいっ!!」
紫音が渚に手を差し出すと、一瞬躊躇した渚だったが、笑顔で手を繋いだ。
撮影が始まるまで、手を繋ぐ必要はないかもしれない。
しかし紫音が手を繋ごうと言ってくれると、渚は素直に嬉しかった。
なんか嬉しいっ!!
本当に恋人になった気分っ!!
あっ……
衝撃を受けた台本の続きの部分が頭を過ると、憂鬱な気分になってしまう渚は、紫音の手をギュッと強く握った。
緊張しない……
色んな事を考えない……
演技に集中するんだ……
渚は紫音と手を繋いだまま、撮影の始まる廊下まで歩いていった。