紫音と一緒にいる時は、紫音に夢中になっていた渚。


しかし紫音がジュースを買いに行って、一人になると涼の事でモヤモヤとした気分になってしまう。


涼のあの冷めた顔……


紫音は涼に何か言ったのかな……?


どんな事を言われたら、何も言わずに舞さんと行っちゃうの……?


私が紫音と一緒にいたから、嫌だった……?


もう涼は舞さんの事が好きになっちゃった……?


私が何か悪い事をしたの……?


渚は色々と考えてみたが、どれも当たっていそうで、どれも間違いのような想像しかできない。

恋愛の経験が1度もないのだから、仕方のない話だった。