怪盗 シーフ


「俺の顔なんか付いてる?」
「いえ、そうじゃないです。」

じっと見てたのがバレちゃった見たいです。チョット気まずい。

「「あのっ」」 

話しかけようとしたらかぶった。 

「俺のこと内緒にしてくれるかな?」

「えっ?何か問題でもあるんですか?」 

いきなり何言ってるんだろう? 

「いやー、実は俺は、『着信しました。着信しました。』」 

遮って変な声がした。もしかして、 

「ごめん、電話だ。」 

そう言って少し離れた。
着ボイスだったみたいですね。

暫らく何か電話ではなしたあと戻ってきた。