「じゃあ、玲見せてよ、ハズレの紙。」

「えっ?は、ハズレの紙さっき捨てちゃった。」

まだ言い逃れようとする玲。 

「玲、ごみ箱何も入ってないよ?」

ごみ箱を確認し楓がいった。

「ごめん楓。でもでも私、ひ、ヒロインなんて無理だよー!」

そう言って玲は、教室を飛び出していってしまった。
「玲、まって!」